お腹の周りに溜まる脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。内臓脂肪は、腹部臓器の間の腸間膜に蓄積される脂肪で、お腹が前に突き出ている「ポッコリお腹」が特徴的なものです。皮下脂肪は皮下組織に蓄積される脂肪で、下腹部につきやすいのが特徴です。内臓脂肪型肥満は女性より男性に多く、皮下脂肪型肥満は男性では少なくありません。
皮下脂肪は一度つくとなかなか取れないですが、一番怖いのは内臓脂肪です。腹部に内臓脂肪が蓄積すると、高血糖、高血圧を引き起こし、脳血管障害や動脈硬化による心臓病などの原因となることがあります。
お腹に脂肪がつきやすい理由とは?
お腹に脂肪がつきやすい理由としては人によって異なります。主な原因は以下の通りですが、まずはご自身がどのような原因から下腹が出るのかをチェックしてみましょう。
便秘
便秘はポッコリお腹になっている原因の一つです。常にお腹が張っている、排便の回数が少ない、水分をあまり摂らないなどという便秘の方は、腸内の便が原因でお腹がポッコリと膨らんでしまうことがあります。慢性的な便秘は、腸内の腐敗を促進し、代謝を低下させます。その結果、皮下脂肪がお腹にたまりやすくなり、お腹がぽっこりと出てしまうのです。
脂肪の蓄積
運動不足や脂肪分やアルコールの多い食事で、内臓の周りの脂肪が腹部から膨らんでくることがあります。基本的に脂肪は小腸で吸収され、リンパ管を経由して血液に入ります。しかし、上記のような状態では、小腸に近い腸間膜の脂肪細胞がさらに脂肪を吸収し、内臓脂肪が蓄積されます。肥満をほっどけば、高血糖、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めることが分かっています。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンである「エストロゲン」には脂肪の蓄積を防いだり、食欲を抑えたりするなどの働きがあると考えられています。加齢に伴い女性ホルモンが減少し、これらの機能も低下してしまうことからお腹に脂肪がつきやすくなってしまいます。
また、女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、内臓が冷えていることが多いのです。こうした理由から、女性は脂肪がつきやすく、基礎代謝が低下すると脂肪が燃焼しにくくなり、痩せにくい体質になってしまうのです。
ストレス
人はストレスを感じると、「コレチゾール」と言われるホルモンがが過剰分泌されることがあります。コレチゾールには体内に脂肪を蓄積する働きがあるため、慢性的にストレスを感じている人はお腹周りに脂肪がつきやすいと言われています。また、ストレス解消のために高カロリーの食品を摂取し続けると、余分なエネルギーが体脂肪として蓄積されます。また、そのような人は、お腹に脂肪がつくのは必然です。
お腹の脂肪を落とす方法というと、ハードな運動などを思い浮かべますが、実はCatMozのマッサージローラーを使ったマッサージもお腹の脂肪を落とすのに有効なんです。マッサージローラーを使った腹部のマッサージは、腹筋の血流やリンパ管の流れをよくし、食べ物の消化吸収を促進するだけでなく、多くの慢性疾患の治療にも役立ちます。継続的にマッサージすることで、これらのメリットがあります。
便秘の予防:加齢とともに腹筋の収縮力が弱くなり、便秘になりやすくなります。 また、人のお腹にはリンパがたくさんあり、定期的に腹部をマッサージすると、胃腸の粘膜の筋力だけでなく、リンパ系の機能を高め、腸の蠕動運動を強化できるので、体の食物の消化吸収を早め、便秘を予防・解消することができます。
ダイエット:漢方医学によると、肥満は主に脾臓の健康と運動不足によって引き起こされます。お腹にコロコロすればリンパの滞りをなくし、体の中の流れをスムーズになり、セルライトの原因となる老廃物や、不要な水分を体の外に排出することを促進させ、代謝が上がってお腹引き締め。
良く寝れる:
睡眠の質があまり良くない方や、いつも不眠症の方は、寝る前にお腹をマッサージしてみると、胃や腸が温まり、寝つきがよくなり、睡眠の質を上げることにも役立ちます。 寝る前の腹マッサージを長期間続けることで、とても心地よい温かさで血流が促進され、リラックスした気分で眠りにつくことができ、不眠を予防することも。
疲労回復:お腹部のマッサージは、疲労回復に効果的です。腕や脚に比べて脂肪が多い腹部は、太い血管やリンパが多いため、流れが詰まりやすくなります。マッサージでお腹の筋肉に適度な刺激を与えることで、リンパの流れが良くなり、細胞が活性化し、新陳代謝が活発になります。新陳代謝が活発になると、疲労回復物質が体内で生成され、全身に行き渡るようになります。