今日からできる、 女性特有のむくみの解消法。顏から足までのむくみをスッキリ!

そもそも、むくみとは?

むくみは、医学的に「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれており、血液循環の低下や血液中に含まれている水分が血管の外ににじみ出て、組織間の水分が増えることで腫れぼったくなってしまう状態です。そして、どのような場合にこのような状態になるのでしょうか。主に血液の循環が悪くなることが原因です。通常、この症状を引き起こす要因には、一般的に以下のようなものがあげられます。

・長時間同じ姿勢を過ごしている…(水分が下半身に滞りがちに)

・冷えや運動不足…(血液循環不良によって水分が溜まってしまうため)

・ダイエット…( 食事制限をして、体内の水分調節に栄養素の摂取量が減ってしまうため)

・アルコール…(血中のアルコール濃度が高く、血管が拡張して水分が漏れ出すため)

・塩分を取り過ぎる…(塩分が体内に蓄積されると、血管から組織に水分がしみ出すため)

・加齢…(筋力低下によって、リンパの流れが悪くなるため)

では、女性特有の生理と妊娠によるむくみはなぜ起こるのでしょうか。

生理によるむくみの原因について

生理前のむくみの主な原因となるのは、黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンにあります。女性の身体は排卵後から黄体ホルモンの分泌が盛んになり、着床させる準備を整えるためには、子宮にたくさん栄養を与えて大きくしますが、その副作用として、いつもと同じ水分摂取量でも身体に水分を溜め込み、むくみが起きやすくなるのです。一方、生理が始まると、生理前に多く分泌されていた黄体ホルモンの量が徐々に減少していきます。黄体ホルモンが減少すると、自律神経がいつもより不安定になり、それによってむくみにつながります。

また、生理中のイライラや、生理痛でいつもより運動量が少ないことが原因でむくみが起こり、黄体ホルモンは生理後のむくみにはほとんど効果がありません。その故、生理後にむくみが出る人はそれほど多くなく、一般的には生理直前に最も起こりやすいと言われています。

妊娠によるむくみの原因について

妊娠中のむくみには生理中と同じ、ホルモンバランスが関係しています。妊娠すると、胎盤を通して赤ちゃんに栄養を運ぶため、血液の量が増え、血液中の水分量もかなり多くなります。

黄体ホルモンなどの女性ホルモンがの分泌量が多くなるによって、ナトリウムや水分の再吸収率が上がるのに対し、子宮が大きくなると血流が悪くなり、むくみにつながることがあるのです。

さらに妊娠するとあまり動かず、長時間同じ姿勢でいる人が多いため、血行が悪くなり、むくみやすくなります。また、妊娠後期には、大きくなった赤ちゃんの重さで足の付け根の太い血管が圧迫され、むくんでしまうこともよくあります。

どうすれば、むくみを予防できるのでしょうか?これから紹介しますので、自分にあった改善方法を試してみましょう。

●塩分を控えて、カリウムを積極的にとる

むくみが気になる場合は、塩分を摂り過ぎないように気をつけましょう。身体には塩分の濃度を一定に保つ機能があります。体内には、塩分濃度を一定に保つ機能があります。そのため、塩分を摂り過ぎると、体内の塩分濃度を調整するために水分を蓄えようとする傾向があってむくみの原因に。

一方、体内の塩分はカリウムの働きにより、尿や汗として排泄されます。カリウムが不足すると、むくみの原因にもなります。ジャガイモやかぼちゃ、きゅうり、海藻類などしかしカリウムを含んでいる食材を積極的にとりましょう。

●アルコールを控える

アルコールは適量であれば、余分な水分を排出する効果もあります。しかし、お酒を飲みすぎると、血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張してむくみが生じやすくなります。だからこそ、自分にとっての適量を把握しておきましょう。

● 足を高くして寝る

足の下にクッションなどを入れて、足元を少し高くしてみて寝ましょう。下肢を心臓より上に置くことで、下肢の血液循環のポンプ機能を果たし、血行を良くしてむくみの予防にもつながります。

また、すでに浮腫んでいる人の場合は、どのような対処をすればよいのでしょうか。

●水分を摂取する

水分が不足すると代謝が悪くなり、体が脱水状態になりそうになると、自発的に水分を多く蓄え、浮腫みがよりひどくなるため、“むくみが気になるから”といって、我慢はせずに、しっかりと水分補給をしてください。水分補給をすることで体内の血流が良くなり、むくみの改善にも役に立つでしょう。

●適当な運動をする

生理中や妊娠中に運動を行うのはよくないと思っている方もいるのでしょう。実は、生理中や妊娠中でも適度な運動で、血行を促進する働きがあります。激しい運動はNGですが、体調が良ければ身体に負担をかけないウォーキングやヨガなどおすすめです。おなかの痛み等が出た場合はすぐに休み、無理せず続けられる運動を習慣にしてみましょう。

●マッサージローラーでマッサージをする

食事に気をつける以外にも、マッサージローラーを使って浮腫みによる不快感を和らげることもできます。

大きさのそろった7つのステンレスボールは、人間の指のような触覚を持ていて、 体に適度な刺激を与えてもらいます。手のひらに収まる部分は柔らかい樹脂素材を採用され、簡単に曲げることができ、数カ所のマッサージを手軽に楽しめ、体内の血液を活性化し浮腫みの解消が効果的!また、マッサージする際は、クリームやオイルなどを使って、肌に負担をかけないように注意しましょう。

● リラックスできる服を着る

衣類の締め付けが身体が圧迫されてむくみに繋がる場合もあります。血液や水分が滞り、体を冷やしてしまいがちに。特にむくみやすい生理中や妊婦中の女性はできるだけゆったりとした服を身につけるようにしましょう。

むくみがとれると、外見はもちろん、気分もスッキリするのではないでしょうか?生理や妊娠は、女の子なら誰でも経験することですが、日々の生活の中でできるだけむくみを予防しておきましょう!