プロ用メイクブラシで美しく仕上げる大人の女性のためのメイク術!

かつては完璧が主戦場だったベースメイクに異変起こす!素肌感のある薄づきの生っぽいベースメイクは今の流行り!止まらない”素肌感”追求の波の中にあって、ベースメイクはほとんど限界まで薄くなっています!厚塗りというのは、今や老若男女問わず共通認識に。とはいえ、薄づきの美肌を完成させるのは意外と難しいもの。肌悩みをカバーしようと丁寧にメークするほどいかにも〝塗ってます〟という厚塗り肌になってしまいます。そんな時こそベースメークを見直して。今回は、厚塗り感が出る原因や、薄づきベースメイクのポイントをご紹介します。

そもそも何が原因で「厚塗りメイク」になってしまうのでしょうか。ここでは原因を解説します。厚塗りに見えないように、避けるべきポイントをチェックしましょう。

実は、厚塗りに見える一番の原因は、ファンデを顔の隅々まで均一に塗ってしまうこと。きれいに仕上げよう!と頑張れば頑張るほど、のっぺりしてツヤ感がなくなり、顔と首に色や質感の差が出てメイクが濃くて厚く見えてしまい、メイク崩れの原因にもなります。厚塗りに見えないためには、顔の中心はしっかり塗って、外側にいくにつれて薄く塗るのがポイントです。

もう一つの原因はコンシーラーの量が多すぎることです。隠したいシミやニキビ跡に使うコンシーラーは、シミやニキビ跡よりも少し大きめに塗って、ブラシで周りの肌に馴染ませるのが基本です。この時、コンシーラーの量が多すぎると、肌に自然になじまず、厚ぼったく見えてしまいます。基本的にコンシーラーは、本当にカバーしたい部分にきっちり塗って、塗り過ぎないように注意しましょう。

すっぴん風ベースメイクを成功させるためには、完璧を求めすぎないことが大切です。完璧を求めるよりも、小さなシミやそばかすなどをわざと隠さない素肌感を意識したメイクをすることによって、自然でこなれ感のある印象に仕上がります。

それでは、薄づきのすっぴん風ベースメイクについてのポイントを紹介します。

●ベースメイク前のスキンケアで肌状態を整える

十分な保湿を行わないと、乾燥した肌は水分を内部に保とうと皮脂が多く分泌され、ファンデーションが肌から浮き、メイクが落ちやすくなってしまいます。自然な仕上がりの肌を目指すには、肌の状態を安定させること、そして何よりメイクアップ前の保湿が大切です。

肌を保湿することで皮脂の過剰分泌を抑え、メイクのノリをよくし、角質層の水分量を増やすことで透明感をアップさせます。洗顔後、乾燥して荒れた肌をほぐすことで、次に使う化粧水が浸透しやすくなるんです 。2~3滴を手に取り、両手をこすり合わせて広げ、両手でやさしく押し込むように肌になじませてください。洗顔と保湿はすぐに行い、洗顔と保湿の間は時間を空けず、保湿とメイクの間は5分程度にすることがポイントです。また、スキンケアはやりすぎず、適度に合理化したほうが、肌の吸収もよく、その後の泥んこ状態などを避けるためにも、忘れないようにしましょう。

●毛穴・色ムラ・凹凸などを下地で均一に

薄づきメイクといっても、顔全体に塗る化粧の量を少なくすればいいというわけではありません。ファンデーションやパウダーを塗りすぎず、その前段階である化粧下地をしっかり塗って、肌の毛穴や色ムラを改善し、ファンデーションが肌になじむようにフィット感を高めるのがベストです。ファンデーションの持ちが良くなるので、厚塗りする必要がなくなり、肌ににじみ出るようなツヤが演出することができます。

下地を塗る時は顔全体を指の腹でトントンとやさしく押さえます。いきなり顔全体には塗るのではなく、まずおでこ・左右の頬・鼻先・顎の5ヶ所にのせて、インサイドアウトの方向で塗るようにしましょう。

●ファンデーションをできるだけ薄く

シミやくすみなどの肌悩みをすべてカバーしようとすると、どうしても厚塗りになってしまいます。ファンデーションを塗れば塗るほど、のっぺり感が生まれ不自然な印象になってしまいます。ファンデーションはなるべく薄く、最低限の部分にだけ塗るようにしましょう。

まず豆粒大のファンデーションを取り出し、手の上で500円玉くらいの大きさに広げて、下地と同様にファンデーションを5点置きして頬から順に薄くのばし、そしてCatMozファンデーションブラシを「顔の中心から外側」に動かして塗っていきましょう。このブラシは熊野の伝統技術を用いて、厳選した先細りのPBT毛を数種類ブレンドして作られ、ふんわりとした肌触りでファンデーションを吸い込みすぎず、塗るだけで一気にあか抜けてヘルシーな美肌印象に。また、より透明感のあるツヤ肌に仕上げればブラシを使った後スポンジでこすらないようにポンポンと垂直になじませたらokです。

さらに、ブラシを強く押し込むと、崩れや塗りムラの原因になるので、優しく指差しながら滑らせるように塗ってください。

●仕上げはパウダーとフィックスミスト

ファンデーションを塗り終わったら、その上から顔全体にミストをふりかけてパウダーを乗せましょう。こうすることで、ファンデーションの密着度が高まり、汗や皮脂で崩れにくく、長持ちするようになります。

ミストを使う時顔から15~20cm離して目や口を閉じ、適量(4~6プッシュ)を直接肌にスプレーし、2~3分後にブラシにパウダーをつけて手の甲でパッティングして余分なパウダーを落とし、テカリやすい額、頬、鼻、あごの順に顔をなでるように広げましょう。最後に、余分なパウダーを清潔なブラシで払い落とし、必要なパウダーだけをお肌にぴったり密着させます。

ちょっとしたコツを覚えるだけで、ベースメイクは一新され、ナチュラルに仕上げることができます。今回は、脱厚塗りメイクテクニックをご紹介しました。明日からベースメイクに取り入れてみて、自然な美肌を目指してみてはいかがでしょうか。