私たちが良く使っているベースメイクの仕上げアイテムといえば、間違いなくフェイスパウダーとフィニッシングミストですね。どちらもメイク仕上げに使うものであることだけは知っているが、何が違うのかは“なんとなく”しか理解していない曖昧さんは結構多いでしょう。続いてはこの2つの違いについてお話しします。
フェイスパウダーとは、肌に塗るファンデーションの一種ですが、数あるファンデーションの中でも油分が少なく、粉っぽさがあるものに分類されます。皮脂や汗によるテカリや化粧崩れを防ぐことに特化した、なめらかで軽い使い心地が最大の特徴です。
フィニッシングミストは、無色透明の液体でできています。ミストの霧はとても細かく優しい肌当たりで、シュッと吹きかけるだけで内側は潤っている感じがあり、化粧崩れを防いでくれます。
効果
フェイスパウダー
①皮脂や汗を吸収することで、ファンデーションの密着性を高め、化粧崩れを防げる
②パウダーが光を拡散し、きめ細かな肌質を演出
③ニキビなどの赤みをカバーできる
④紫外線効果のあるフェイスパウダーもある
フィニッシングミスト
①肌になじみやすく、ムラのないミスト状
②粒子が細かいためファンデーションなどの粉っぽさに作用する
③メイクの仕上げや化粧直しの際にうるおいを補える
④化粧崩れの原因に合わせて選べる
適する肌タイプ
保湿効果の高い、乾燥肌に適したフィニッシングミスト。 フェイスパウダーはオイルコントロール効果が高く、混合肌、オイリー肌の方に適しています。 乾燥肌にセッティングスプレーが適している理由は、乾燥した肌はメイクが浮きやすく、フェイスパウダーは汗・吸油効果が高いため、肌の乾燥がさらに進み、粉浮きの状況を悪化させる可能性があるからです。 そこで、フィニッシングミストでうるおいを与え、カサつきを防ぐことができるのです。
オイリー肌の方や夏場にルースパウダーが向いている理由は、油分が多い時はオイルコントロールが必要で、フィニッシングミストにはオイルコントロールの効果がないので、フェイスパウダーを使った方が良いからです。 もちろん、フェイスパウダーの後にフィニッシングミストをプラスすることで、よりオイルコントロール効果が期待できる場合もあります。
メイクアップツール
スプレーボトルには専用のノズルが付いているので、別の塗布道具は必要なく、ボトルを押すだけで噴射できます。 ただし、より洗練された仕上がりを求めるのであれば、スポンジやブラシをセットスプレーと併用することも可能です。フェイスパウダーは直接顔に振りかけず、ブラシやパフでつけるとよいでしょう。では、この二つの道具でフェイスパウダーでメイクをセットすると、また何が違うのでしょうか?以下をハッキリチェックしておきましょう!
ブラシとパフの違いは、主に「密着力」「粉のキャッチ力」「仕上がり」にあります。パフは密着力が強く、ムラなく自然にパウダーをつけることができますが、ブラシは密着力が若干弱く、ブラシで均一につけることは容易ではありません。パフは粉を掴む力が強く、顔の余分な油分を吸収してくれますが、ブラシは粉を掴む力が弱く、脂性肌にはオイルコントロールがうまくいきません。
パフでパウダーをお肌全体に密着させ、マット感のある陶器肌を演出。小鼻や目の周りなどの部分もしっかりとまんべんなくカバーできるので、しっかりメイクをしたいときにぜひ使ってみて。また、CatMozパウダーパフは通常のパフより大きめなので、時間を節約して素早くメイクをセットできます。それに、手のひらサイズは持ち運びやすく、お出かけや旅行にぴったり。
ブラシでパウダーをフワッとのせる場合は、ふわっとしたナチュラルな透明肌を演出。粉をつかむ量をコントロールしやすく、顔全体にやさしくなじませることで、パウダーのつけすぎがなく、より自然な仕上がりに。持ち運びにはなかなかですが、キャップ付きタイプもありますので、ぜひ活用してみてください。また、ルースパウダーブラシは繊維毛を使用しているため、肌が敏感で傷つきやすい方は、パウダーパフのご使用をおすすめします。乾燥肌の方はパウダーブラシを、オイリー肌の方はパフを使用することをおすすめします。
つけ方についてもチェックしておきましょう。
パフでつける
フェイスパウダーを使うのに多い“パフ”。別売りやフェイスパウダーにセットされているものもあり、手軽に使用することができます。
使うときはパフにルースパウダーを適量つけ、両手でパフを折りたたで均一に広げ、顔全体に優しくパッティングしてください。 特に小鼻や目の周りなど、日中テカりやすい部分はピンポイントとして塗っていきましょう。
ブラシでつける
ブラシでつけるときは、メイクアップをセットする時は、まずブラシの毛先にパウダーをつけ、手の甲にポンポンとブラシを当てて毛先になじませてから、顔になじませていきましょう。全体にさっと塗ることより、少し磨くように仕上げていく方がよりふんわりとした肌やツヤ感のある仕上がりになります。
いかがでしょうか。一見カンタンに見えるメイク仕上げですが、これだけの方法や道具があるのです。ご自分に合った方法を見つけるには一番良いですね。